平成28年9月16日 近畿・中国・四国の技能士会連合会で、講演をします。

テーマは、「 若者を定着させる技能検定の役割 -これからの職業能力形成- 」です。

新規に採用した従業員の採用後3年での離職率は、ざっくりと七五三と言われるように、中卒65%、高卒40%、大卒32%ほどです。
こうした離職を防ぐために、技能検定に何ができるのかというテーマです。

「離職を防ぐ」と「技能検定」は、やや遠いのですが、技能検定の使われ方の裏にある企業内教育と評価の仕組み、それと離職理由の関係を俯瞰するように、おおよそ、次のように話を進める予定です。

1.人が職業に求めることは、(1)生計の維持、(2)個性の発揮、(3)役割の実現、であること
図1

2.職業能力の形成と評価は、”本質的に企業が求める能力”に結び付けること
 その結節点に、技能検定などの職業能力の標準や資格がある
図2

3.必要な職業能力を育成する期間も含めて給与を生計を維持できる給与を支払う仕組みを作ること
 そうした企業の仕組みを、企業の負担を増やさずに実現する国による支援があること
図3


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